トレチノイン治療

ニキビやシミの治療方法として自分で行う洗顔やニキビ用化粧品等を使ったいろいろな方法があります。

その治療法のうち、皮膚科で行う治療の1つに「トレチノイン治療」と呼ばれるものがあります。
この治療法は比較的短期間でニキビ治療の結果が得られ、ニキビ治療としては画期的な方法であるといえます。

トレチノイン外用剤のイメージトレチノイン治療としては、最初にレチノイン酸の外用薬を塗り、ニキビ菌を増やす原因となる古い角質や角栓を除去します。そして、過剰な皮脂が分泌されると、ニキビができやすくなる為、皮脂の分泌が過剰にならないようになります。

そして皮膚の細胞分裂が活発になって新しい皮膚の再生を促します。
損傷した皮膚の真皮層および表皮細胞に作用して、皮膚の再生に効果的なコラーゲンやヒアルロン酸などの成分が積極的に分泌され、ハリやしわを改善し、潤いを与えてニキビ跡が残らないようにします。

トレチノイン治療に用いるトレチノイン酸とは、ビタミンAの誘導体で、生理活性は通常のビタミンAの数百倍もあります。トレチノイン酸が配合されたクリーム、軟膏などの外用薬を治療に用います。
トレチノイン酸の外用薬を塗る事により、古い角質がはがれやすくなり、皮膚の再生が通常よりアップします。

一般には、朝晩2回塗りますが、赤くなってくるなど、トレチノインの反応がでてきた場合には、1回に切り替え、夜の1回のみにします。

しかし、トレチノイン治療中は、肌が敏感になってますので、朝に塗る場合は日焼け止めも塗って、紫外線に注意しましょう。

トレチノイン治療は古い角質をはがして、新しい皮膚を再生させる治療なので、治療を始めてしばらくすると、肌が赤くなり、皮膚がポロポロとはがれ落ちてきますが心配しないでください

トレチノインの反応は4~6週間続き、それ以降は皮膚が慣れてきますので、個人差はありますが、これらの症状は必ず起こる反応ですから、この事を念頭に治療を続けましょう。

ただし、このような症状があまりにも長く続く場合は、トレチノイン治療を受けている皮膚科で相談しましょう。

また、トレチノイン治療は1~2カ月を1クールとし、次に行う場合は1カ月以上開ける必要があります。
さらに、トレチノイン治療は妊婦や妊娠している可能性がある人、授乳中の人などは治療を受ける事ができませんので、子作りを予定している方は事前に医師に相談しましょう。

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